2020年06月



いろいろあって

凹んでしまった時、

やっぱり彼との関係は辞めよう。

不倫が良くないのは、分かってる。

罰が当たる前に、辞めなきゃいけない。

と思う。




彼に「別れようと思ってる」と言ったら、

何の未練も無く、

「久美ちゃんがそう言うなら、別れよう」

と、余りにもあっさりと彼は言うに決まってる。

それが悔しくて、私は言い出さない。




私が人生の3分の2を掛けて、

愛し抜いて来たのに、

それは、あんまりだと思う。




彼が私の愛を思い知るまで、

私は一生を掛けると決めているけど、

きっと彼は一生掛かっても、分からないままだと思う。








梅雨の時期の雨上がり

日の光が差して、どこかに虹が架かってないかな?

そんな風に思う時、決まって思い出すのは、

ちょうど31年前、彼と初めてデートした日のこと。

仕事が終わった後、創作和食のコース料理をご馳走になりました。

まだ、会話もぎこちなかったと記憶しています。






31年経った今日も、雨の止み間に少し日の差す天気でした。

いつものように、ずっとホテルの部屋にこもって、

月に一度の逢瀬、彼と私、二人きりの世界。

会えなかった時を埋めるように、濃密な時間が流れていきました。





今日の彼は、いつもと違って何だか可笑しかった( *´艸`)

部屋に入るなり、

「今日は一緒にお風呂に入ろ!」

と提案してきて。

先に入った彼に、

私が「入っていいタイミングで呼んでね」

と言うと、

「すぐに入って来て!」と言うので、

急いでバスルームに入ると、

すぐに抱き寄せられて、長い長いキス。

その後、浴槽の縁に座って、足湯のような感じで

しばらく、おしゃべり(笑)

一緒にお湯に浸かって、イチャイチャして。

それから、お互いに体を洗ってあげました。

いつもは冷静沈着な彼なので、
私は少し戸惑い気味。

こんなことをしてみたい気分だったのかな?



私が後からバスルームを出ると、彼のガウンがあったので、

「ガウン、着ないの?」と声を掛けたら、

「もう裸になってベッドに居るよ」と言うので、

またまた私は、急いでベッドへ向かいました。

エッチが始まって少しすると、

「これ、何だと思う?」と黒い袋を出してきました。

国際線の航空機の中で配られたと言う、

“アイマスク”と“耳栓”

「これ、久美ちゃんに使えるなと思って
持って来たよ」

「どう?興奮するでしょ!?」

結局、最後まで着けたままでエッチしました。

途中、大人のおもちゃを使う時、何をするか見えないから、いつもより感じたかも。

でも私は、ずっと彼を見ていたかったな。

“耳栓”をするのは、キスなどをした時、

口の中でイヤらしい音が響くので、興奮するんだと言ってました。

彼は私と会えない間に、次はどんなエッチをしようかと、テーマを考えてるそうです。





その後は、いつものようにソファに座って、おしゃべりタイム。


30年以上付き合ってきて、ここ3~4年の間に、このおしゃべりが本当に楽しくなってきました。

こうして長い時間、話をしていると、

今まで知らなかった事実や、彼の考えを聞くことができるし、

私のことも、より深く知ってもらえるようになりました。

最近のブームは、私の昔の写真を見て、当時に思いを馳せること。

今日は、私が20代半ば、スポーツクラブでエアロビクスのインストラクターをしていた時の、主にレオタード姿の写真。

「こんなに髪が長かったっけ?」

とあまり覚えていない様子。

当時、彼には私の他に、少なくとも3人は遊び相手が居たことを、私は知っています。

だから彼は、記憶がごちゃごちゃになるんだよね。


私と出逢った頃のことは、よく覚えてるみたいで、

「久美ちゃんの笑顔と、時々見せる少し不安そうな表情に、

この子の事、ほっとけないなと思って、
近づいたんだよね。」

と、私も初めて聞いた彼の気持ちでした。




そこから、今、話題のWさんの話になり、

「俺も同じ病気だと思う。」

と、彼も自覚している様子でした。


彼もバカだけど、それに付き合ってる私も、同じくバカです。


正直、バレなきゃいいと開き直ってる。

そうじゃなきゃ、30年以上も続けてないよね。



私も彼も、そこのところは考えないように、うやむやにして今まで続けてきました。

バレたらどうなるか?なんてことも、

考えないようにして。



このまま、誰にも迷惑を掛けず、

二人の世界を築けたらいいなぁって、

虫が良すぎるよね。



でも私達は、過去も現在も未来も、

とにかく幸せなのです。





帰り際、新幹線の駅に着いて、彼が私の車から降りる時、

「ありがとう」と言うと、

彼が少し悲しそうな顔をして、


「今はコロナだからホテルで会うばかりだけど、

落ち着いたら必ず食事しようね。

ちゃんと考えてるから、

もうしばらくは我慢してね。」

と言ってくれた。



私はこんな状況の中、

会ってくれるだけで、嬉しいんだよ。



ありがとう


















彼のことを想って、ネイルしてる時間が、

一番 好きかも。



次のデートに向けて、

「どんな感じにしようかな」と

考えるのも楽しい。












今、巷ではWさんのことで持ちきりだけど、

不倫進行形の私としては、耳の痛い話。




彼が新婚当初から付き合って、

その時、奥さんは妊娠中で、

それから30年以上、関係が続いている。




私に対する慰謝料の請求額は、

いくらだろう?






正直、バレなきゃいいと思ってるけど、

バレないだろうと高をくくってるのは、

当の本人だけなんだろうな。













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